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遊具やトイレ新しく 武道館に併設の公園、串本町

遊具の使用が禁止された状態となっている公園(9日、和歌山県串本町串本で)
遊具の使用が禁止された状態となっている公園(9日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町は同町串本にある、「運動公園」として町営テニスコートと町武道館に併設されている公園について、老朽化した遊具やトイレを新設するなど全体の整備に取り組むことを決めた。公園の遊具は現在、定期点検で不良箇所が確認されたことから使用を禁止している。本年度に設計し、2023年度中に工事をして利用開始を目指す。

 開会中の町議会9月定例会で7日に可決された22年度の一般会計補正予算に、測量設計業務委託料として550万円を盛り込んだ。

 町建設課によると、公園の広さは約2千平方メートル。滑り台などが一体となった複合遊具と網状になったロープを登る遊具を設置しているが、昨年度に定期点検したところ、老朽化し規格に適合していない部分もあることが分かったことから、使用禁止としている。

 また、公園内にあるトイレも古くなっている上に、植栽に囲まれて見通しが悪い環境であることから、今回一括した公園整備を計画することにした。

 現在の遊具は撤去して新たなものを設置する他、トイレについても安心して利用できるように新設して植栽も整える計画という。

 町議会9月定例会では、田嶋勝正町長がこの公園について「主に小さい子どもがおられる方々に利用され、早期の利用再開についての声を多く頂いている」と述べた。

 また、同町では高速道路の串本インターチェンジ付近に整備予定の地域活性化施設にも公園の整備を計画していることに触れ「それぞれ利用世代を考慮したものにしたいと考えている」と説明。運動公園については、主に年齢層の低い子どもたちが楽しめる場所にする方針という。

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