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獅子舞楽しみ、馬に興奮 上南部こども園で祭り気分味わう

東本庄青年団の獅子舞と一緒に手作りの獅子舞を披露する園児(和歌山県みなべ町西本庄で)
東本庄青年団の獅子舞と一緒に手作りの獅子舞を披露する園児(和歌山県みなべ町西本庄で)
馬に乗って喜ぶ園児
馬に乗って喜ぶ園児
 和歌山県みなべ町西本庄の上南部こども園(築山頌子園長、148人)は7日、地元の須賀神社の秋祭りに合わせて「お祭りごっこ」をした。3年ぶりに獅子舞や馬に来てもらい、手作りの獅子舞で一緒に舞うなどして祭り気分を味わった。


 秋祭りは新型コロナウイルスの影響で、今年を含め3年連続で規模を縮小し、獅子舞や競(くらべ)馬の奉納は中止となった。それに伴い、獅子舞や馬が同園を訪れるのも中止していたが、築山園長が「今年の祭りも獅子舞や競馬がないので、子どもたちに祭り気分を楽しませてやりたい」と関係者にお願いした。

 獅子舞は東本庄青年団が遊戯室で、笛と太鼓の音に合わせて勇壮に披露した。その後、年少~年長児が法被姿で手作りの獅子舞を使って、青年団と競うように舞った。手作りのうちわを持ったり、手作りのみこしを担いだりもして、「ワッショイ、ワッショイ」と元気な掛け声を響かせ、祭り気分を楽しんだ。

 青年団の小倉翔太団長(27)は「子どもたちは獅子舞に触れられないでいる。今日、3年ぶりに来ることができ、喜んでもらえてよかった。とりわけ年長児にとっては、いい思い出になったかと思う」と話した。

 馬は、やぶさめ会(木下格一会長)が園児に見てもらおうと連れてきた。園児は間近で見て「お馬さん、でかい」と興奮しながら、記念撮影をした。年長児は背中に乗り「すごく高い」と言ってうれしそうにしていた。

 年長の寺前迅君は「獅子舞は楽しかった。馬は大きかったのでびっくりした」と話していた。

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