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コウノトリ4羽優雅に 和歌山県みなべ町に飛来

和歌山県みなべ町東岩代に飛来し、民家の屋根に止まるコウノトリ=20日、山本和義さん撮影
和歌山県みなべ町東岩代に飛来し、民家の屋根に止まるコウノトリ=20日、山本和義さん撮影
和歌山県みなべ町東岩代に飛来し、民家の屋根に止まるコウノトリ=20日、山本和義さん撮影
和歌山県みなべ町東岩代に飛来し、民家の屋根に止まるコウノトリ=20日、山本和義さん撮影
 国の特別天然記念物になっているコウノトリ4羽が19日夕方から20日早朝にかけ、和歌山県みなべ町に飛来した。個体を識別するための足輪が取り付けられており、石川県で巣立った個体とみられる。


 同町東岩代の農業、山本和義さん(71)が同日午前6時半ごろ、自宅近くの畑に行く際に見つけた。よく見かけるサギの仲間よりも大きいことからツルの仲間だと思い、自宅からカメラを持ち出し撮影した。最初は田んぼにいたが、民家の屋根に止まるなどしてその場に30分ほどいた。海岸に向けて飛んで行ったが、その後、どの方向に飛んだかは分からないという。19日夕方には山本さんの近所の人がコウノトリを見かけたという。

 コウノトリの両足には緑、赤、青、黄、黒色の足輪がさまざまなパターンで付いている。コウノトリの保護に取り組む「日本コウノトリの会」(事務局・兵庫県豊岡市)によると、そのパターンによってふ化した場所などが分かる。

 東岩代で目撃された個体は石川県志賀町で5月29日にふ化し、8月5日に巣立ったものとされる。

 山本さんは「大きくて優雅な鳥で、初めて見た。石川県からはるばる飛んできたと思うと、よく来てくれたと感動する」と話していた。

 コウノトリは近年、紀南地方でも目撃されることが多くなっている。

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