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「オレンジリボン」知って NPO、ツリーで虐待防止啓発

児童虐待の防止を啓発するため、JR紀伊田辺駅に設置されたオレンジリボンツリー(10月31日、田辺市湊で)
児童虐待の防止を啓発するため、JR紀伊田辺駅に設置されたオレンジリボンツリー(10月31日、田辺市湊で)
 NPO「和歌山子どもの虐待防止協会紀南」は、11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせて、オレンジ色のリボンを飾ったツリーの展示やライトアップなどで「オレンジリボン運動」の啓発をしている。

 子どもの虐待防止の象徴として「オレンジリボン」を広めることで、虐待の現状や問題に関心を持ってもらい、虐待のない社会を目指す。

 月間中、田辺、上富田、みなべ、白浜、すさみの各役場やJR新宮駅など12カ所にツリーを設置する予定。

 JR紀伊田辺駅には10月31日に同協会紀南のメンバーが訪れて構内に設置した。東耕太郎駅長は「オレンジリボン運動が浸透し、苦しい思いをする子どもが一人でも減ってほしい」と話した。

 19~26日の夜には田辺市の高尾山で、オレンジ色に「人」文字を点灯させる。同市上秋津などの住民有志でつくる「人文字点灯委員会」が協力する。

 また、動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」に公式チャンネル「オレンジリボン和歌山」を設けており、子育てのヒントやコロナ禍で自宅でできる遊びの紹介、虐待による子どもへの影響などについて随時配信している。

 虐待防止協会副会長で紀南担当の山本高正さん(69)は「私たち大人世代が連携、協力し、地域の子どもが笑顔で過ごせるようにしていく必要がある。オレンジリボン運動もその一環。ツリーを見て、児童虐待や防止活動について一人でも多くの人に関心を持っていただければ」と呼びかけている。

 活動の問い合わせなどは、山本さん(090・6913・7691)へ。

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