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新顔3氏が舌戦開始 和歌山県知事選告示

和歌山県知事選立候補者
和歌山県知事選立候補者
 任期満了に伴う和歌山県知事選が10日、告示され、無所属で政治団体「新党くにもり」元代表の本間奈々氏(53)、共産公認で党県常任委員の松坂美知子氏(66)、無所属で前衆院議員の岸本周平氏(66)=自民、立憲、国民推薦=の新顔3人が立候補した。4期務めた仁坂吉伸知事(72)が今期で退くため、16年ぶりの新知事を決める戦い。山積する県政の課題にどう挑むか。3人は和歌山市内で第一声を上げ、17日間の選挙戦が火ぶたを切った。投開票は27日。

■本間氏陣営



 本間氏は県庁前で第一声を放った。

 当初は、神武天皇に縁のある市内の竈山(かまやま)神社を参拝した後、和歌山城前で第一声の予定だったが、諸事情により変更。この日午後から田辺市内で予定していた街頭演説もキャンセルした。12日から街宣活動を再開するという。

 イメージカラーの青色のジャケットを着た本間氏は、第一声を終えると、選挙カーに乗り込み和歌山市内を遊説した。動画投稿サイトでも主張を発信する。

■松坂氏陣営



 松坂氏の陣営は、支持者が集まった南海和歌山市駅前で出発式を開いた。

 松坂氏とともに市民団体で県のカジノ誘致に反対する活動に取り組む島久美子さんは「カジノの火種を断ち切れるのは松坂さんだけだ」と主張。党労働者後援会代表委員の琴浦龍彦さんは「メスを入れられる人でないと県政は変えられない」と強調した。

 松坂氏は10日、和歌山市内を回り、各地で街頭演説をしたり、ミニ集会に出席したりした。

■岸本氏陣営



 岸本氏の出陣式は、JR和歌山駅前であり、多くの支援者らが詰めかけた。

 国会議員や県議らも応援に駆け付けた。推薦する自民党の二階俊博衆院議員は「岸本さんを推そうと一丸となっていることをうれしく思う。これからの県政のために、力を頂きたい」と呼びかけた。仁坂吉伸知事も応援演説し、岸本氏と固い握手を交わした。

 第一声を終えた岸本氏は大きな拍手を受け、選挙カーに乗り込み、和歌山市内、紀ノ川筋方面を回った。

【選挙事務所】

 本間奈々氏=田辺市下屋敷町1の62 第三大光ビル1F。0739・33・2218

 松坂美知子氏=和歌山市西長町2の33。073・425・4111

 岸本周平氏=和歌山市屋形町2の10。073・402・1234

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