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プロ楽団と共演し聴衆魅了 東陽・衣笠中の合唱部

クライマックスでは合同演奏で会場を魅了した(20日、和歌山県田辺市神子浜1丁目で)
クライマックスでは合同演奏で会場を魅了した(20日、和歌山県田辺市神子浜1丁目で)
 和歌山県田辺市の東陽中学校と衣笠中学校の合唱部、東京芸術大学の出身者で構成する弦楽四重奏団「LESS IS MORE(レスイズモア)」による「SHIOGORI(シオゴリ)ジョイントコンサート」が20日、同市神子浜1丁目の東陽中であった。澄んだ歌声と音色で約200人の聴衆を魅了した。

 コンサートは、まちづくり会社「南紀みらい」と田辺市熊野ツーリズムビューローの連携事業。コンサートでは、両校の合唱部がそれぞれ2曲ずつを披露。その後、レスイズモアが南方熊楠をモチーフにした曲「Kumagusu」など5曲を演奏した。

 途中、司会者と生徒によるトーク場面もあり、マスクを着けての合唱について聞かれた衣笠中2年の丹田幸那さんは「慣れてきたけど、やっぱりない方が楽。立体型のものにすると息がしやすい」と語った。

 最後に2校とレスイズモアが共演。レスイズモアのプロデューサーが書き下ろした「Calling(コーリング)」を初披露し、聴衆から大きな拍手が送られた。

 東陽中3年の笠松琴美さんは「残り少ないステージだったので、一生懸命歌えて良かった」、母の貴美さんは「コロナ禍でコンクールやコンサートがほとんどなかったので、すてきな方々の演奏と一緒に聴く機会ができてうれしい。感動して涙が出た」と喜んだ。

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