和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは27日、ジャイアントパンダの雌「彩浜（さいひん）」（４歳）に、来年の西暦「２０２３」をかたどった氷や門松を贈った。

　施設では毎年末の迎春行事として、笑顔があふれ、元気に過ごせる一年になるようにとの願いを込め、パンダに氷や門松をプレゼントしている。

　この日贈った門松はパンダが食べ残した竹幹を使ったもので、最大高さ８０センチ。彩浜は氷を抱きかかえたり、門松をかじったりして一足早い正月を楽しんでいた。

　彩浜は出生時７５グラムと小さく産まれたが、15日現在９６・７キロに成長している。施設によると、甘えん坊な性格だという。

　施設では年賀状など新年のあいさつに使ってもらおうと、この日スタッフが撮影した写真をホームページで公開する。