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馬と触れ合い生き方学ぶ 白浜でホースコーチング体験

馬のブラッシングをする「ホースコーチング」の参加者(和歌山県白浜町で)
馬のブラッシングをする「ホースコーチング」の参加者(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で15、16日、馬と触れ合い、気付きや学びにつなげるプログラム「ホースコーチング」の体験会があった。

 日本ウェルビーイング推進協議会が今月、紀南地方で実施している「ウェルビーイング」(心身ともに良い状態)をテーマにしたイベントの一環。

 馬には人間の感情の機微や気持ちの変化を感じ取り、同調する特性があり、ホースコーチングはそんな馬との触れ合いを通じて、自分の生き方や働き方を探究し、多様性を養うことを目指すプログラム。アドベンチャーワールドでは専門家の協力を得ながら、4月以降のサービス開始を目指している。

 15日は東京都などから5人が参加。馬に結んだロープを手に持って一緒に歩き、自分が堂々と胸を張って歩く場合と、肩を落として落ち込んだように歩く場合とで、馬にどんな変化があるかなどを体験した。

 参加者からは「馬の歩き方が変わった。すごく伝わっているのが分かった」などの声があり、心理カウンセラーをしているみなべ町の湯川央恵さん(54)も「見ようとして初めて見える世界があることを感じることができ、豊かな時間になった」と充実した様子だった。

 飼育スタッフの薮内直子さん(32)は「馬と接することを通じて、自分の気付きや変化を感じてもらいたいという『内省』を大事にしたプログラムで、自分の考えを話し、他の人の感想を聞くことも、発見につながると思う」と話した。

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