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浴衣姿の「温泉むすめ」登場 季楽里龍神に等身大パネル

季楽里龍神がロビーに設置した、温泉むすめ「龍神 晴」の等身大パネル(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
季楽里龍神がロビーに設置した、温泉むすめ「龍神 晴」の等身大パネル(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
 和歌山県田辺市龍神村龍神の宿泊施設「季楽里龍神」は、温泉地をキャラクター化した「温泉むすめ」の等身大パネルをロビーに設置している。キャラクターは、龍神村をモチーフにした「龍神 晴(せい)」で、季楽里龍神で使用している浴衣を着たオリジナルデザインとなっている。


 「温泉むすめ」は観光庁後援の取り組み。キャラクターを通じて、全国各地の温泉地や地域の魅力を伝え、現地への来訪を促すことを目的としている。この事業に取り組んでいる企業「エンバウンド」(東京都)によると、「龍神 晴」は46番目に登場したキャラクター。キツネのように化かすことが好きな巫女(みこ)装束のキャラクターで、特技は祈祷(きとう)、趣味はシイタケの栽培。声優は、和歌山県出身の中島由貴さんが務めている。

 龍神村で等身大パネルを設置しているのは、「龍神温泉元湯」(龍神村龍神)や龍神観光協会事務局(龍神村西)に続いて3カ所目。季楽里龍神によると、龍神温泉を盛り上げようと設置を決めた。自由に写真を撮影してもよく、宿泊者はキャラクターと同じ浴衣を着て記念撮影ができるという。

 季楽里龍神を運営する龍神村開発公社の手谷新一代表理事(69)は「『龍神 晴』をきっかけに龍神村に足を運んでもらい、この地域の魅力を知ってもらうことで、観光振興の一助になれたら」と話している。

 パネルのお披露目に合わせて奈良県から季楽里龍神を訪れた男性(48)は「温泉むすめは温泉地がある限り続けていけるコンテンツで、いろんな温泉地を巡ることでその地域の良さに気付くことができ、温泉地を盛り上げることにもつながると思う。温泉も好きなので、龍神村の取り組みが活気づく一助になれるように、ファンとしてこれからも地道に足を運びたい」と語った。

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