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湯治文化を若い世代へ 温泉旅館、ワーケーション用に改装

湯治ワーケーション用に改装した部屋(16日、和歌山県白浜町椿で)
湯治ワーケーション用に改装した部屋(16日、和歌山県白浜町椿で)
 和歌山県白浜町椿の旅館「しらさぎ」は、都会で働く若い層に湯治を広めていくことを目的に、館内の一部を「湯治ワーケーション」用に改装した。女将の熊野幸代さん(49)は「温泉で心身が整い、仕事の効率が上がる湯治ワーケーションを企業にもPRしていきたい」と意気込んでいる。


 同旅館は、10年ほど前から椿温泉の湯治文化を未来へ残そうと情報発信などに協力する女性を「サポート女将」に認定したり、医師監修の湯治ワーケーションモニターツアーを実施したりしてきた。

 湯治が心身に良いことが分かっていても働き盛りの30~40代に広がらない原因として、まとまった休日が取れないことが大きな理由になっていた。そこで「ワーケーションでなら来ることができるのではないか」と考え、この取り組みを始めたという。

 改装したのは同館5階の4部屋で、窓からは海の景色が広がる。4室のうち2室には、県内の酒や茶が楽しめるバーを設置した。

 また、旅館では今月から、飛行機や電車で来た客の需要に応えようと、田辺ダイハツ販売(田辺市東山1丁目)の「カーシェアリング」を導入した。同館駐車場の一角に設置した「しらさぎステーション」で、4人乗りの軽自動車1台が、使いたい時に使いたい時間だけ利用できる。利用時間15分からで、料金は220円から。

 熊野さんは「今回のリニューアルを地域全体で盛り上がっていくきっかけにしたい。地域の皆さまとお客さまをつなげ、交流できる旅館にしていきたい」と話している。

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