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みなべ町議会が特別委設置 紀州日高漁協の補助金問題

 紀州日高漁協(本所・和歌山県御坊市)が、虚偽の申請をしてみなべ町から補助金を受けていた問題で、同町議会は8日の臨時会で、この問題を調査するための特別委員会を設置した。

 漁協は町から「漁船遊漁船安全対策事業」の補助金を受給していたが、実績報告書で事実とは違う領収書を添付していた。町は、漁協からの修正報告で「支出内容は問題ないと考える」としているが、改めて領収書など再確認を進めている。

 この日の臨時会では発議で、補助金申請に当たり一部で不適切な処理があったことから、町の補助金等交付に関する調査を行うためとして漁協補助金等調査特別委員会を設置することを決めた。

 委員は、天野仁、井口雅裕、丸山幸雄、池田三千留、出口晴夫、真造賢二、玉井伸幸の7議員。委員長は玉井議員、副委員長は天野議員。

 玉井委員長は紀伊民報の取材に「町は現時点で補助金の使途が問題ないと言うが、漁協は虚偽だと認めているといい、ギャップがある。その間を埋めていくことが当面の作業になる」と話した。この日は臨時会の後、特別委員会を開き、今後の進め方を確認した。

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