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【動画】4年ぶりイノブタ激走! すさみでダービー

 和歌山県すさみ町周参見の海水浴場で3日、「イノブータン王国建国38周年祭」(実行委員会主催)があった。大型連休恒例のイベントだがコロナ禍の影響で中止していたため4年ぶり。生後約3カ月のイノブタ6匹による「イノブタダービー」など多彩な催しがあり、町内外の人が一緒に楽しい一日を過ごした。


 イノブタダービーは、イノシシとブタの交配種であるイノブタが同町発祥であることをPRしようと始まり今年で40回目。

 砂浜に設置された障害物のある1周100メートルの特設コースを「ショウヘイ」「ミトマ」といった話題の人物にちなんだ名前が付けられたイノブタが走り、会場を盛り上げた。

 そのほか、パロディー国家・イノブータン王国の大王らによる祝賀パレード、イノブタ汁の振る舞い、地元特産品の朝市、潮干狩り、シーカヤック体験、地元中学校生徒の踊りなどもあった。

 また、課題解決型学習の一環で来町した摂南大学(大阪府寝屋川市)の学生35人が、催しの準備を手伝ったり、あまり市場に出回らない魚「シイラ」を使ったバーガーを試験販売したりした。

 実行委員長の森秀樹さん(48)は「コロナが完全には収束していなかったので、例年より少しスマートにして開催したが、多くの人が来てくれてほっとした」と喜んでいた。


盛り上がったイノブタダービー(3日、すさみ町周参見で)
盛り上がったイノブタダービー(3日、すさみ町周参見で)
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