和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

【動画】さよなら、キハ85系 特急「南紀」で31年、警笛鳴らして紀南を後に

 東海地方と和歌山県紀南地方を結ぶ特急「南紀」として使用されてきた車両「キハ85系」が6月30日、新型車両の導入に伴って31年の歴史に幕を閉じた。同日夕方、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅を出発する便には多くの鉄道ファンが訪れ、別れを惜しんだ。

 特急「南紀」はJR東海と伊勢鉄道、JR西日本が名古屋―新宮・紀伊勝浦間で運行。基本的には2両編成で、名古屋―紀伊勝浦間を1日3往復、名古屋―新宮間を1往復しており、需要に応じて車両を増やして運行している。

 「キハ85系」は1992年3月、特急「南紀」に導入。ディーゼルエンジンによる力強い走りや車内からの眺めが魅力で「ワイドビュー南紀」の名前で長年親しまれてきた。7月1日からハイブリッド方式の新型車両「HC85系」が特急「南紀」に導入されることに伴って運行を終えた。

 紀伊勝浦駅では紀南地方から名古屋へ向かう5両編成の最終便が同日午後5時11分に出発するのに合わせ、多くの鉄道ファンが来場。この便に乗るために訪れていた仙台市の仙台高専3年、野中朋貴さん(17)は「特急『南紀』としてのキハ85系に乗るのは最初で最後。さみしいけど時代の流れでもあるし、今日は満喫したい」と話していた。

 キハ85系は、見守る多くのファンに応えるかのように大きく警笛を鳴らして走り出し、紀南地方を後にした。
特急「南紀」としての運行を終えるキハ85系の写真を撮影する鉄道ファンら(6月30日、和歌山県那智勝浦町で)
特急「南紀」としての運行を終えるキハ85系の写真を撮影する鉄道ファンら(6月30日、和歌山県那智勝浦町で)
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