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みこし載せ御船高々と 白浜町の日出神社で例祭

浜で御船を高々と頭上に持ち上げる担ぎ手(20日、和歌山県白浜町日置で)
浜で御船を高々と頭上に持ち上げる担ぎ手(20日、和歌山県白浜町日置で)
 和歌山県白浜町日置、日出神社の例祭の本宮が20日に営まれた。浜辺での神事では、担ぎ手がみこしを載せた重さ約1トン、長さ約9メートルの御船を高々と持ち上げ、見物人から拍手と歓声を浴びた。

 江戸時代の寛政年間(1789~1801年)に始まったとされる祭り。御船は船首に頭髪を模した房、みこしの前に雌雄のお稲荷様、後ろには弓矢、飾り幕などで飾られている。今年は13、14日に予定されていたが、台風接近のため19、20日に延期した。

 20日は神社での神事後、正午前に獅子舞みこしに続いて御船、子どもみこしが約500メートル離れた河口近くの浜に向けて出発。太鼓や笛の音色を響かせながら渡御した。浜では担ぎ手約20人が御船を担いで海に入り、潮水を掛けて清めた。浜から上がると、威勢良い掛け声とともに何度も頭上に持ち上げた。

 初めて見に来たという白浜町富田小学校4年の樫山乃弥君(10)は「御船を持ち上げるのが重そうで大変そうだった。海に入るのはやってみたいと思った」と話した。

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