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材料は「パンダの食べ残し」 300本の竹でドーム、南紀白浜アドベンチャーワールド

300本の竹を使ったモニュメント=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
300本の竹を使ったモニュメント=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
モニュメントの内部
モニュメントの内部
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で、300本の竹で作ったモニュメントがお目見えした。日没後には照明がつくほか、この作品を使ったイベントも考えていくという。

 施設で飼育するジャイアントパンダが食べない竹の幹や食べ残した部分を、資源として使おうという企画の一環。モニュメントは最大高さ約5メートルのドーム型で、施設内にある「パンダラブ」前の芝生エリアにある。竹幹を床面に使い、割った竹を編んで壁にしている。

 竹を使った作品を世界各国で披露している台湾出身の王文志(ワン・ウェンチー)さんと、以前から企画で施設と連携している熊本県の企業「CHIKAKEN(チカケン)」が作った。「共生」がコンセプトという。

 施設の広報担当者は「見る方々に、資源の循環を感じてもらうきっかけになればいい」と話している。来年秋には、5千本の竹を使う巨大な創作を予定している。

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