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【動画】温泉の恵みに感謝 世界遺産の熊野本宮大社で献湯祭、和歌山・田辺市

 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社で30日、温泉の恵みに感謝し、熊野本宮温泉郷(川湯、湯の峰、渡瀬)の繁栄を願う「献湯祭」が営まれた。

 献湯祭は毎年、熊野本宮観光協会(名渕敬会長)がこの時季に営んでおり、今年で45回目。

 この日は温泉郷にある旅館や民宿の計18施設が、朝一番にくみ上げた一番湯を奉納し、神前に設置した直径約60センチの大だるに注いだ。その後、本宮大社の九鬼家隆宮司(67)が祝詞を奏上したり、巫女(みこ)が舞を奉納したりした。境内では温泉水を使ったコーヒーの振る舞いもあった。

 名渕会長(59)は「温泉は自然に湧いているものだが、私たちは温泉がないと成り立たない。湧き続けていることに感謝し、神様に奉納した。温泉は昔から疲れた体を癒やしており、国内外の方々にゆっくりとおくつろぎいただけるサービスを提供できるようにしていきたい」と話していた。

熊野本宮大社で営まれた献湯祭で大だるに湯を注ぐ参列者(30日、和歌山県田辺市本宮町で)
熊野本宮大社で営まれた献湯祭で大だるに湯を注ぐ参列者(30日、和歌山県田辺市本宮町で)
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