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「子育てサポート企業」に認定 パンダで有名「南紀白浜アドベンチャーワールド」の運営会社

和歌山労働局の松浦直行局長から認定通知書を受け取る中尾建子さん(右)=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
和歌山労働局の松浦直行局長から認定通知書を受け取る中尾建子さん(右)=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで
 従業員の子育てと仕事の両立支援に積極的に取り組んでいるとして、和歌山労働局は、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」を運営する企業「アワーズ」(大阪府松原市)を「子育てサポート企業」に認定した。県内では26例目で、田辺・西牟婁では初めて。

■田辺・西牟婁で初

 アワーズでは、育児休業取得率が男性で50%、女性は100%になっている。小学生までの子どもがいる従業員は、時短勤務や始業・終業時間の繰り上げ、繰り下げができる。施設のスタッフ向けの保育施設も運営している。子育てを理由に退職する従業員はいなくなったという。

 認定通知書の交付式がこのほど、施設であった。和歌山労働局の松浦直行局長が、アワーズ白浜事業所の中尾建子所長に手渡した。

 松浦局長は「県内企業の模範として、今後も積極的に子育てと仕事の両立支援に取り組んでいただくことを期待する」と話した。中尾所長は「とても光栄なこと。認定を機に、さらに1歩進み、多様な働き方に即した環境をつくっていきたい」と展望を語った。

 この認定を受けると、厚生労働省の「くるみんマーク」を取得できる。マークは商品や広告、ハローワークの求人票などに付けられるため、人材の確保や定着につなげられるという。認定には一定の要件を満たす必要がある。

 全国的に見て、男性の育休取得率は低い。厚労省の2022年度の調査では17・13%だった。県の21年度の調査では13%だった。

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