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指揮者加わり総練習 田辺第九、最後の演奏会に向け

田辺第九合唱団の総練習に加わった、指揮者の村上寿昭さん(17日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
田辺第九合唱団の総練習に加わった、指揮者の村上寿昭さん(17日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 田辺第九合唱団は17日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で総練習をした。本番で指揮を務める村上寿昭さん(45)=東京都=が初めて練習に加わり、12月8日の最後の演奏会に向けて歌声を重ねた。

 この日は、合唱団員ら約140人が出席。演奏会に賛助出演する田辺中学校・田辺高校の合唱部員も練習に参加した。

 練習で村上さんは、歌詞のドイツ語を一語ずつ、発音や歌い方のポイント、歌詞に込められた意味などを細かく指摘。指揮をしながら「言葉は子音が立つように歌ってほしいけど、歌はレガートに」「文章のつながりが分かるように歌って」などと助言した。

 村上さんは「最後の演奏会と知り、光栄。第九の合唱は相当難しいが、これだけの人数が集まったレベルの高い合唱団に驚いている。本番も楽しみ。オーケストラや合唱団、聴いている人、みんなが一つになれる演奏ができたら」と語った。

 演奏会は12月8日午後3時から、紀南文化会館大ホールで開演。ベートーベンの「交響曲第9番ニ短調作品125(合唱付)」などを披露する。管弦楽は関西フィルハーモニー管弦楽団が務める。

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