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災害時にペットどうする? 愛護フェスで講演

災害時のペットについて講演する石田千晴さん(和歌山県上富田町朝来で)
災害時のペットについて講演する石田千晴さん(和歌山県上富田町朝来で)
 和歌山県上富田町朝来の上富田文化会館で17日、「動物愛護フェスティバルinかみとんだ」(県、県獣医師会主催)が開かれた。災害時のペットについての講演会や動物との触れ合い体験などがあった。

 「災害時、あなたとペットは大丈夫?」と題した講演会では、日本動物病院協会認定の家庭犬しつけインストラクターで、被災地でのペット支援にも取り組んでいる石田千晴さん(59)=和歌山市=が話した。

 鳴き声や排せつ物の臭いなどの問題で、災害時にペットと一緒に過ごせる避難場所の確保が進まない現状を紹介した上で、ペットの「社会化」の重要性を説明。ペットは「家族の一員」であるとともに「社会の一員」だという意識を持ち、普段から近隣住民や知らない人と接することに慣れておくこと、「ハウス(ケージに入ること)」「伏せ」といったしつけをしておくことが大切だとアドバイスした。犬のしつけの実演もあった。

 石田さんは「ペットと一緒に避難できる場所があるかどうかを確認し、避難訓練をしてみて。自分の命を守り、ペットも守れる環境をみんなでつくっていきたい」と話した。

 会場では、アドベンチャーワールド(白浜町)による動物触れ合い体験、犬・猫の飼い方講習会や譲渡会などもあった。

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