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【動画】南部梅林、27日に開園 「一目百万、香り十里」今季は開花早く、梅産地・和歌山

 「一目百万、香り十里」といわれ日本最大級の広さを誇る「南部梅林」(和歌山県みなべ町晩稲)は今季、27日に開園する。期間は3月3日までの予定だが、花の状況により早まる可能性がある。日曜祝日を中心にさまざまなイベントが催され、地元の産品も並ぶ。今季は開花が早く、運営する梅の里観梅協会は「早めに見に来てもらいたい」と呼びかける。

 南部梅林は世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」に認定された梅の栽培地。山の斜面に梅の花が咲き誇る光景は壮観で、毎年多くの観梅客が訪れてにぎわう。コロナ禍で2021年と22年は開園しなかったが、昨年はコロナ禍前と同様に約3万人が訪れた。

イベントや産品販売



 今季も昨季同様に新型コロナの感染予防から、梅の種飛ばしや梅料理の試食はないが、梅林公園で太鼓演奏や踊りなどさまざまなイベントを開く。餅投げは28日から2月25日までの毎週土日曜と祝日の午後2時から予定している。日本伝統芸能「猿まわし」は開園日からする予定。

 料金所付近では小学生の作品とフォトコンテストの作品を、梅林公園では梅の枝によるアート作品を展示する。ペア宿泊券が当たるクイズも企画している。

 梅林のあちこちで特産の梅干しや蜂蜜、名物の芋餅などの産品が販売される。

 梅林公園で予定している主なイベントは次の通り。

 2月4日午前9時半から音楽ライブ▽11日午前10時から梅まつり、正午から民謡、午後1時から歌▽12日正午から紙芝居、午後1時から上南部中学校生徒による紀州梅林太鼓の演奏▽17日午後0時半から南部高校吹奏楽部の演奏会▽18日午前10時から野だて、午後1時から梅林エクササイズ▽23日午前11時からと午後1時から和歌山MOVEのよさこい踊り▽24日午前9時半から音楽ライブ▽25日午後1時から梅舞(プラリズム)のよさこい踊り

 梅林の開園時間は午前8時~午後5時。入園料は中学生以上300円、小学生100円。詳細は梅の里観梅協会のホームページ(HP)で確認できる。問い合わせは協会(0739・74・3464)へ。

観光ガイドが案内
個人客は無料


 梅林には観梅を楽しむAとBのコースが設定されており、みなべ観光ガイドが案内してくれる。個人客は基本的には無料で、団体客は有料。実施日の14日前までに申し込みが必要。

 Aコースは約4キロで所要時間は約80分、Bコースは約3キロで60分。いずれも入園門(みかえり坂の下)から出発する。

 個人客(9人まで)は無料だが、1時間追加すれば千円必要。団体客(10人以上)はガイド1人(15人まで)につき3千円で、1時間追加すれば千円。申し込みは、みなべ観光協会のHPからできる。

フォトコンテスト
3月8日まで受け付け


 みなべ観光協会と梅の里観梅協会は今年もフォトコンテストを企画している。

 開園期間中に撮影した未発表の作品が対象。応募は1人につき2点以内で、締め切りは3月8日。

 最優秀賞(1人)はプレミアム特産品セット、優秀賞(3人程度)は特産品セット。

 応募は、みなべ観光協会のHPからするか郵送すればよい。

 観光ガイド、フォトコンテストのいずれも問い合わせは、平日に町うめ課(0739・33・9310)へ。

奥みなべ梅林
2月4日から



 みなべ町東本庄の受領地区にある「奥みなべ梅林」は、2月4日から毎週土日曜と祝日に地区の産品や飲食物を販売する。観梅は毎日できる。2月23~25日の販売は花の状況を見て判断する。

 問い合わせは、奥みなべ梅林梅遊びグループの東栄子代表(090・9092・5937)へ。

早くも見頃を迎えた南部梅林(23日、和歌山県みなべ町で)
早くも見頃を迎えた南部梅林(23日、和歌山県みなべ町で)
梅林公園の紅梅
梅林公園の紅梅
南部梅林開園をPRするチラシ
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