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「節分」の準備着々 世界遺産・熊野那智大社と青岸渡寺、和歌山

鬼面札を刷る熊野那智大社の神職(18日、和歌山県那智勝浦町で)
鬼面札を刷る熊野那智大社の神職(18日、和歌山県那智勝浦町で)
豆まきに使う祝枡に文字を書き入れる那智山青岸渡寺の高木亮英住職(左)=18日、和歌山県那智勝浦町で
豆まきに使う祝枡に文字を書き入れる那智山青岸渡寺の高木亮英住職(左)=18日、和歌山県那智勝浦町で
 節分(2月3日)に向け、世界遺産に登録されている和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社と那智山青岸渡寺が、災難よけのお札「鬼面札」を刷ったり、豆まきに使う「祝枡(いわいます)」を作ったりして準備を進めている。

 那智大社の鬼面札は玄関などに張るお札で、しめ縄の内に赤鬼と青鬼を閉じ込めたデザインの版画(縦35センチ、横45センチ)。作業は今月上旬から始まり、神職が那智の滝の水を使った墨で1枚ずつ丁寧に画仙紙に刷り、巫女(みこ)が「那智宮印」などを押して仕上げている。節分までに約2千枚作るという。

 鬼面札(1枚800円)は、約350個制作する福枡(1個1500円)とともに社頭で授与。郵送も可。問い合わせは那智大社(0735・55・0321)へ。

 青岸渡寺の祝枡は、4年ぶりに一般の参拝者も参加して営まれる節分会で、参列した人たちが豆をまくのに使う。大きさは1升で、熊野産のスギとヒノキを使い、内側の底に「七難即滅」「七福即生」の文字と「那智山」という焼き印を押しており、高木亮英住職(74)らが一つ一つ年号を書き入れている。500個用意する。

 節分会に参加する際の奉納料は5千円。申し込みは青岸渡寺(0735・55・0001)へ。

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