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ウスイエンドウの収穫ピーク 和歌山みなべ・印南の露地産

最盛期を迎えている露地産のウスイエンドウの収穫(いずれも10日、和歌山県みなべ町山内で)
最盛期を迎えている露地産のウスイエンドウの収穫(いずれも10日、和歌山県みなべ町山内で)
園地近くの倉庫で、収穫したその日のうちに選別
園地近くの倉庫で、収穫したその日のうちに選別
 和歌山県みなべ町や印南町など日本一のウスイエンドウの産地・日高地方で、露地産の収穫がピークとなっている。収穫は5月下旬ごろまで続く。


 ウスイエンドウは、みなべ町では梅に次いで栽培が盛んな農作物。JA紀州みなべ営農販売センターによると、同JAの豆部会みなべいなみ支部所属でウスイエンドウをハウスで栽培している農家は142軒、露地栽培している農家は166軒あり、栽培面積はハウスが約23・5ヘクタール、露地が約15ヘクタールという。

 今季の収穫は、ハウス産で昨年12月上旬から始まり、露地産では2月中旬から徐々に始まった。

 みなべ町山内で約70アールの園地で栽培している同町北道の熊代学さん(69)方では、ピーク時は毎日収穫している。手分けして、園地近くの倉庫で収穫したその日のうちに選別し、翌朝出荷する。今年の作柄はまずまずで、雨が多かったわりにはきれいなさやに仕上がったという。

 豆部会みなべいなみ支部所属の農家が収穫したウスイエンドウは、JA紀州を通じて関西や中京の市場に出荷している。地元の農産物直売所にも並ぶ。出荷量はハウス産、露地産合わせて、平年より若干少なめの700トンを見込んでいる。JA紀州とは別に、独自で県外に出荷している農家もある。

 ウスイエンドウはグリーンピースと同様に実を食べるエンドウ豆の一種。ホクホクした食感で甘いのが特徴。豆ご飯や卵とじのほか、焼いたり煮たりしてもおいしい。

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