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「移民の父」の母校で咲く ブラジル国花イペー、和歌山・みなべの岩代小

岩代小学校で大ぶりの黄色い花を咲かせたブラジルの国花「イペー」(和歌山県みなべ町西岩代で)
岩代小学校で大ぶりの黄色い花を咲かせたブラジルの国花「イペー」(和歌山県みなべ町西岩代で)
 ブラジルの国花「イペー」(ノウゼンカズラ科)が、和歌山県みなべ町西岩代の岩代小学校で見頃を迎えている。同校は、第2次世界大戦後にブラジルへの移住再開の道を開き「戦後ブラジル移民の父」といわれる松原安太郎氏(1892~1961)の母校で、イペーは和歌山とブラジルの友好のシンボルになればとの思いを込めて植えられた記念樹。黄色い大ぶりの花が周囲を華やかに彩っている。

 松原氏は2022年に生誕130周年を迎えた。イペーはその前年の21年3月に県中南米交流協会と同校が企画したイベントの一つとして、校舎前の遊歩道沿いに植えた。

 高さ約2メートルの木に、ラッパ状の鮮やかな黄色い花を咲かせている。

 寺井克幸校長は「花を見ながら子どもたちにブラジルの国花であることを説明したり、先輩である松原さんの功績を伝えたりしていきたい」と話している。

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