和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

健康づくりでポイントゲット

 和歌山県串本町は、日々の健康づくり活動に取り組んでポイントを集め、商品券などと交換できる「町健康ポイント事業」を展開している。満20歳以上の町民が対象で、ポイント付与は来年2月末まで。

 健康診査やがん検診、健康イベントへの参加を促進し、健康寿命を伸ばそうと企画。町では2022年度から国民健康保険(国保)加入者を対象にポイント事業を展開していたが、本年度から満20歳以上(25年3月31日時点)の町民に対象者を拡大した。

 ポイントは、町の5月広報紙やホームページなどにある「健康ポイントシート」に集める。健康診査や人間ドックを受けることで付与する「健診・検診受診ポイント」(上限なし)と、健康教室や健康イベントに参加することでもらえる「健康イベント参加ポイント」(上限40ポイント)がある。

 このほか、毎日ウオーキングや筋力トレーニングをしたり、野菜を多く食べたり、禁煙したりと、参加者自身が目標を設定して取り組む「健康習慣の取り組みポイント」(上限30ポイント)もある。

 合計70ポイント以上を集め、ポイントシートに必要事項を記入し町保健センターに提出することで、スーパーマーケットで利用できる商品券千円分か同町サンゴ台にある町B&G海洋センター施設利用券(4回分)と交換できる。ポイントシートの提出は年1回のみ。

 また、ポイントシートの提出で商品券3万円分(1本)や同1万円分(3本)が当たる抽選も計画している。

 町保健センターによると、21年度に町が実施したがん検診率(69歳以下)は、胃がん10・6%(県内23位)▽肺がん11%(21位)▽大腸がん12・1%(14位)▽子宮頸(けい)がん15・6%(26位)▽乳がん16・3%(22位)―だった。

 同センターの担当者は「県内でみても決して高い検診率ではない。健康ポイント事業が健康に対する意識や受診率の向上につながれば。健康寿命の延伸のために若い世代から健康づくりに取り組んでもらいたい」と呼びかけている。

 問い合わせ町保健センター(0735・62・6206)へ。

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