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山本氏(元町議)が出馬表明 和歌山・みなべ町長選

山本秀平氏
山本秀平氏
 任期満了(10月23日)に伴う和歌山県みなべ町長選に、同町の元町議、山本秀平氏(32)=同町晩稲=が25日、無所属で立候補すると表明した。

 山本氏は田辺市役所の記者クラブで会見し「議員活動でたくさんの人に会い、町の現状を何とかしてほしいとの声をもらった。これらにスピード感をもって応えるため、町長選への出馬を決意した」と述べた。

 災害に強い町▽地域経済の活性化▽全世代が安心して暮らせる町―の3本柱と、対話を重視して町民に寄り添う役場づくりを強調。具体的には町長給料の2割削減、安全な宅地の確保、学校給食費の無償化、基幹産業である梅など第1次産業の所得向上、ふるさと納税額を10倍にして地域の魅力向上に再投資することなどを挙げた。

 現町政は、合併後に役場職員数を削減した結果「職員の業務量が増え、新たな課題に対応する余裕がなくなっている」と指摘した。

 「嫌われてもいいからやるべきことをやり抜き、何十年後かに、正しかったと言われるような政治をしたい」と決意を述べた。

 山本氏は石川県立大学を卒業後、実家の農園に就農し、2018年から農園代表を務めている。20年の町議選でトップで初当選し、23年から和歌山若手政治家の会会長や関西若手議員の会副会長。町議は今月24日に辞職した。

 町長選には現職の小谷芳正氏(74)が既に立候補を表明。選挙戦になれば、合併時の04年以来2回目。

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