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「庁内ドラフト」が優秀賞 田辺市の職員提案制度

真砂充敏市長(左から2人目)ら市幹部を前にプレゼンテーションする若手職員=和歌山県田辺市新屋敷町で
真砂充敏市長(左から2人目)ら市幹部を前にプレゼンテーションする若手職員=和歌山県田辺市新屋敷町で
 和歌山県田辺市が職員から業務改善策などのアイデアを募集する「職員提案制度」で、本年度の優秀賞に「庁内ドラフト指名制度の設立」を選んだ。行政サービスが多様化、複雑化する中、部署の垣根を越えた柔軟な人員配置で業務量の平準化を目指す内容。ただ、実際の運用には課題も多いとして「条件付き採用」となった。

 職員提案制度は2011年度から実施。昨年度までに109件の提案があり、51件が採用(条件付き採用を含む)された。

 今年は国連が定めた「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けた取り組みをテーマに、09年度以降採用の若手職員に対象を絞って4~9月に募集。3件の応募があった。

 プレゼンテーションは真砂充敏市長と副市長2人、総務部長、企画部長の計5人が並ぶ前で職員が提案内容を説明。独創性や実現性、効果など5項目で審査された。

 庁内ドラフト指名制度は、若手3人のグループが提案した。超過勤務が月45時間以内といった基準を設け、あらかじめ「指名候補」となる職員を総務課がリストアップ。それを基に、繁忙が予想される係の係長が候補と直接交渉して、所属長の許可を得た上で業務を助けてもらう内容となっている。一部の職員に負担が偏らないようにして、ワーク・ライフ・バランスの実現につなげるなどの狙いがある。

 後日あった審査委員会では「限られた職員で、いかに効率よく行政サービスを実施できるかについてよく研究されており、発想も面白い」などと評価された。

 この他、努力賞の「庁舎でのペットボトルの排出量をゼロにしよう」という提案も、採用された。

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