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青梅、近年にない高値 不作で市場初売り、JA紀州(和歌山)

農家から統合選果場に持ち込まれた青梅。全国の市場に出荷される(27日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
農家から統合選果場に持ち込まれた青梅。全国の市場に出荷される(27日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
 和歌山県のJA紀州を通じて全国の市場に出荷する南高梅の今季の市場価格は、27日初売りの2L秀品で10キロ当たり1万1350円(税込み)だった。近年にない1万円超の高さで、生産量が平年の3割と予想される作柄が響いているとみられる。


 農家からJA紀州の統合選果場や集荷場に持ち込まれた青梅は、26日から関東や中京、関西の主要市場に出荷されており、市場での販売は27日から始まった。

 JA紀州みなべ営農販売センターによると、主力の2L秀品の価格は1万1350円で、昨年初日の6480円の75%高くなり、過去10年間で最高値だった3L秀品の8100円をも大幅に超えた。他の階級も4Lが1万4040円、3Lが1万2910円、Lは9180円、Mが6660円で、いずれも大幅に高くなった。

 今季は例年にない不作に加え、降雹(ひょう)やカメムシの被害もあって品質の良い青梅が少ないことから、高騰している。JA紀州みなべいなみ梅部会の副部会長、石橋弘至さん(50)=みなべ町東岩代=は「消費者にとっては高い買い物になるが、大変な不作なので理解してもらいたい。ただ梅干し離れが心配。来年、豊作になれば買い求めやすくなるかと思う」と話す。

 梅は暖冬の影響で開花や生育が早まり、出荷も平年より早くなった。6月上旬に最盛期を迎え、下旬まで続く。同センターは「実の数が少ない分、今後は雨がある程度降って、実太りするのを期待したい」と話している。

■「良」も受け付け

 今季は不作に加え、ひょうの被害で傷ついた果実が多いことから、「秀」と「優」に分ける等級に「良」を加えた。「傷ついていても味には問題がない」ことをチラシなどでアピールして販売しているという。

 例年なら「良」になる品質の果実は加工用で販売している。選別に手間がかかることもあり、農家からの「良」の持ち込みは少ないとみられたが、予想していた以上に多いという。市場価格は昨年の「優」並みで、同センターは「頑張って売りたい」としている。

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