和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

千人の交流団がベトナム訪問 県内から200人、団長に二階氏

 二階俊博・自民党幹事長を団長とする「日本ベトナム文化経済観光交流団」が11~14日の日程で、ベトナムを訪問する。和歌山県内からの200人を含む千人超の交流団を結成した。神島や熊野など県内の高校生21人もホームステイで訪れる。

 昨年6月、ベトナムのグエン・スアン・フック首相が紀の川市であった「ベトナムハス・大賀ハス観蓮会」を訪れ、地元と交流した。

 その返礼として、日越友好議員連盟会長を務める二階氏が中心になって交流団を結成、フック首相の故郷であるベトナム中部を訪問することになった。交流団には国会議員17人、6県の知事、経済界の関係者ら千人以上が参加する。

 ツアーの2日目(12日)には、ベトナム・ダナン市で「日本ベトナム交流の夕べ」を開催する。フック首相も出席する。参加者は1200人になる見込み。高校生は、現地でホームステイし、ベトナムの高校生と交流するという。

 二階事務所によると、現在、日本国内には37万人のベトナム人が暮らしている。二階氏はベトナム訪問に当たり「フック首相に、ベトナムから日本に来ている技能実習生がきちんと学んでいけるよう協力していくことを約束し、より多くの若い人材に日本に来ていただきたい旨を呼び掛けたい」と抱負を語っている。さらに温州ミカンをベトナムに輸出できるよう粘り強く努力していきたいという。

 二階氏はこれまでも大規模な交流団を結成し、中国や韓国を訪問。15年には3千人を超える交流団で中国を訪れたこともあった。
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