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最優秀賞に田辺工 和歌山県内工業高校の発表大会

壇上で発表する田辺工業高校の生徒(16日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
壇上で発表する田辺工業高校の生徒(16日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 和歌山県内の工業高校の生徒が研究成果を発表する「第36回工業教育研究発表大会」が16日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館で開かれた。工業高校生ら約850人が参加し、各学校代表の発表を聞いた。研究部門で田辺工業高校(田辺市あけぼの)の研究発表が最優秀賞に選ばれた。

 県高校教育研究会工業部会と「わかやま産業を支える人づくりネットワーク会議」の共催。和歌山工業、紀北工業、箕島、紀央館、田辺工業、新翔の6校から生徒が参加した。新翔以外の5校が作文(6人)、研究(5班)、ポスターセッション(20班)の各部門で発表した。教員の発表もあった。

 研究部門で田辺工業機械科3年の新川瑛斗君、阪本天吾君、山根颯太君が「地域貢献を見据えたシンボルモニュメントの制作について」の発表をし、最優秀賞を受賞した。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシン「デロリアン」を題材にしたモニュメントの制作過程や苦労した点などを話した。

 作文部門では生徒が高校生活で学校の勉強や資格習得など頑張ったことを発表した。田辺工業情報システム科3年の小川剛史君は「時間の大切さについて」と題して話し、佳良賞だった。

 ポスターセッションでは、20班がそれぞれのブースで取り組みの成果を発表した。田辺工業が受賞した発表テーマと発表者は次の通り。

 【アイデア賞】「ドローンプログラミング」玉置智也、茶端英伸、長野淳生(以上、情報システム科2年)

 【研究賞】「電気工事」掛川響、畑谷潤、畑谷空杜、平井祐次郎、山﨑海翔(以上、電気電子科3年)

 【発表賞】「地域に貢献できる工業高校としての取り組み(ねんりんピックカウントダウンボードの制作を通じて)」秦周平(機械科3年)、小山拓海、城祐輝(以上、電気電子科3年)▽「技能修得を通じて、人から喜ばれるものをつくる(ポケモンのモンスターボール製作を通じて)」小川明日香、中井洸賀、深瀬陽己、中田樹(以上、機械科2年)

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