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前年比微増の344万人 19年、白浜の観光客

パンダを見る人たちで混雑するアドベンチャーワールド(2019年4月、和歌山県白浜町で)
パンダを見る人たちで混雑するアドベンチャーワールド(2019年4月、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町は、白浜温泉街と椿温泉を2019年に訪れた観光客は約344万9千人で、前年に比べて3・2%増えたとする推計値を発表した。ゴールデンウイークが10連休となったことなどが影響したという。外国人客は約10万4千人で、過去最高となった。

 観光客の内訳は、宿泊客200万5千人、日帰り客144万3千人。いずれも前年比で微増となった。町観光課は「盆時期に襲来した台風の影響はあったが、休館していた大型宿泊施設のリニューアルや、アドベンチャーワールドのパンダの継続的な人気も大きかった」とみている。

 月別のデータをみると、最多は8月の36万2千人。次に多いのは5月の32万5千人だが、7月も32万2千人で、例年通り夏に訪れた人が多かった。

 外国人客の9割超はアジアからの来訪。最も多いのは中国の約4万人で、前年比190%の伸び率だった。国・地域別では香港の約3万7千人、台湾の約1万人と続く。一方、韓国からは約6千人と前年比で約4割減少した。日韓関係の冷え込みも影響しているとみられる。
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