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小中学校で修了式 新型コロナで3週間ぶりの登校

生徒に向けて式辞を述べる音無長裕校長(25日、和歌山県田辺市高雄3丁目で)
生徒に向けて式辞を述べる音無長裕校長(25日、和歌山県田辺市高雄3丁目で)
 和歌山県田辺市の多くの中学校と一部の小学校、白浜町の小中学校で25日、修了式があった。新型コロナウイルス感染防止のために臨時休校になってから、在校生が一斉に登校するのは約3週間ぶり。マスクを着用し、短時間で式を行うなど感染対策が取られた。

 田辺市高雄3丁目、高雄中学校(1、2年生255人)では、生徒はマスクをして登校し、持っていない生徒には学校から配布した。

 修了式は体育館で行い、生徒は広めに間隔を空けて座った。15分程度で済ませた。

 音無長裕校長が「皆がそろって登校でき、元気な顔が見られてうれしい。休校中は呼び掛けを守り、よく辛抱してくれた。引き続き不要不急の外出を避け、皆でこの状況を乗り越えていけるよう、頑張りましょう」と式辞。卒業式に出席できなかった在校生に、式で述べた言葉も紹介した。

 式後、各教室で通知簿の配布や春休みの過ごし方の諸注意、新学期に向けて教室の片付けや清掃をした。

 部活動は26日から再開する。春休み中の対外試合を自粛し、室内の練習は濃厚接触を避けるよう工夫する。

 2年生のソフトテニス部主将、加田篤稀君(14)は「休校中は勉強したり、ランニングやラケットの素振りをして運動したりした。部活動が再開するのはうれしく、主将として皆をまとめて練習していきたい」と話した。

 田辺市では、未履修課程の補充学習を新学年で予定している学校は25日に修了式を開いた。補充学習を25日以降に希望する学校は31日に修了式を開く。判断は各校に委ねている。25日に開いた小学校は稲成と近野。中学校は秋津川、中辺路、大塔以外の全校。

 西牟婁では、すさみ町が24日。上富田町は修了式をしない。

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