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「マスク役立てて」 田辺市に寄贈相次ぐ

真砂充敏市長(右)に手作りマスクを寄贈する田辺赤十字奉仕団の那須満喜子委員長=14日、和歌山県の田辺市長室で
真砂充敏市長(右)に手作りマスクを寄贈する田辺赤十字奉仕団の那須満喜子委員長=14日、和歌山県の田辺市長室で
 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足する中、和歌山県田辺市に事業所などからマスクの寄贈が相次いでいる。

 市の田辺赤十字奉仕団(150人)の那須満喜子委員長(78)らは14日、市役所を訪れ、真砂充敏市長に手作りの布マスク150枚を手渡した。

 マスクは団員が手分けして、さらしやガーゼタオルを使って製作。白色だけではなく、華やかな花柄もある。

 那須委員長は「市民の皆さんにはいつも街頭募金などに協力いただいている。何か恩返しができないかと思った」と話した。

 真砂市長は「本当にありがたい。大切に活用させていただきたい」と感謝した。

 市は寄贈されたマスクを、市内の保育や福祉の現場で活用する予定。

 同日、同市中万呂のNPO「情報発信センター田辺」(玉井洋司理事長)は、市に使い捨てマスク千枚を寄贈した。

 13日には、婦人靴やサンダルを製造する「パンジー」(本社・大阪市浪速区)が、市に使い捨てマスク3千枚と手作りの布マスク2千枚を寄贈した。同社は市内に事業所を設けている。

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