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休業要請の可否協議へ 新型コロナ対策で和歌山県

 和歌山県の仁坂吉伸知事は22日、新型コロナウイルス拡大防止のため、民間事業者に休業要請をするかどうかについて、23日夕方に対策本部会議を開いて協議し、決定すると明らかにした。県は、県内事業者に県外客の受け入れ自粛を強く求めているが、一部の業種で、県外客の来店が依然続いているという。

 県は17日、事業者を含む県民に対し、県外からの訪問者受け入れ自粛を求めた。しかし、パチンコ店や飲食店、観光施設、ショッピングセンターなどに県外客が多く来店しているという情報が県に寄せられている。仁坂知事は21日、業者の協力が得られない場合、休業要請に踏み切る考えを示していた。

 仁坂知事は22日の会見で、業者の協力が得られているかどうかが明らかになってきたとし「効果が十分達せられないのじゃないか、という業界もある」と指摘。その上で「(感染症が流行している)大阪府などとの交流は警戒しないといけない。そんなときに、平気で和歌山に来られるような状況は許すわけにはいかない。県外との交流を絶つ手段として、これまで『皆で努力しましょう』だったが、十分でなければ、次の段階に進まなければならない」と話した。

 近畿6府県では、休業要請を決定していないのは和歌山県だけだ。

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