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外来カミキリの被害増加 和歌山県北部で警戒強める

クビアカツヤカミキリの被害を受けたモモの木(和歌山県岩出市で)=和歌山県農業環境・鳥獣害対策室提供
クビアカツヤカミキリの被害を受けたモモの木(和歌山県岩出市で)=和歌山県農業環境・鳥獣害対策室提供
 和歌山県は20日、梅やサクラなどに被害を及ぼす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害を今月上旬に岩出市内の園地で確認した、と発表した。昨年、県内で初めて被害が確認されたかつらぎ町でも、新たな被害が見つかった。県北部で被害が増えており、県や各JAなどは一層、警戒を強めている。

 岩出市では今月7日、モモ園の園主から、幼虫が排出した木くずやふんである「フラス」を発見したという通報が地元のJAにあった。県かき・もも研究所(紀の川市)によるDNA鑑定で12日にクビアカツヤカミキリと判明。翌日には同じ園地で別の木の被害が確認された。その後、周辺でモモだけでなく、スモモや梅、サクラの木を調査したが、被害は確認されなかったという。

 かつらぎ町では昨年11月下旬から12月上旬にかけ、モモとスモモの6園地で計11本の木が被害に遭っているのが確認された。その後、3月中旬と4月下旬から5月上旬にかけ、同じ園地で新たに12本が確認されたほか、別のスモモ園地でも1本の被害が見つかった。

 これにより県内での被害は15日現在、かつらぎ町と岩出市の計8園で、計26本となっている。

 クビアカツヤカミキリは、県内では2017年7月にかつらぎ町で初めて成虫が捕獲された。その後、県や各JAなどが県内全域で警戒を強め、園地を巡回して調査するとともに情報提供を呼び掛けている。昨年11月の被害確認は、成虫捕獲から2年4カ月経過していたが、その後は短期間で被害が見つかっている。

 県の農業環境・鳥獣害対策室は「被害が見つかったエリアで封じ込め、広げないようにするとともに、県内全域で警戒していきたい」と話す。4月から10月にかけてが活動期のため、フラスの発生が分かりやすく、成虫は6月から8月にかけて現れることから、被害調査を継続するとともに、農家らに防除対策を指導していきたいという。

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