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感染予防で店内改装 秋津野ガルテン、30日再開へ

改装した秋津野ガルテンのレストラン「みかん畑」の店内(和歌山県田辺市上秋津で)
改装した秋津野ガルテンのレストラン「みかん畑」の店内(和歌山県田辺市上秋津で)
 新型コロナウイルスの感染対策で臨時休業していた和歌山県田辺市上秋津の体験型施設「秋津野ガルテン」は30日、1カ月半ぶりに営業を再開する。感染予防対策でレストラン内を改装し、今後も施設全体で安全な空間づくりを続ける。メニューも変えており、来店を呼び掛けている。

 政府の緊急事態宣言を受け4月13日から、全施設を休業していた。小学校の旧校舎を活用した施設で、農家レストラン「みかん畑」、カフェ&スイーツ工房「バレンシア畑」があるほか、宿泊や料理、スイーツ作りなどさまざまな体験ができる。

 テーブルを備えた中庭やレストラン、カフェは、地元の新鮮な野菜や果物をメニューにそろえ、くつろげる場所として人気を集めている。農業を中心とした地域づくりの先進施設として、全国からの視察も相次いでいた。

 今回は、新型コロナに対応した改装に取り組んだ。

 レストランは再開後も、バイキング形式は変わらない。改装は、料理を置く台やテーブルの配置を換え、仕切りのアクリル板を設置。このほか、箸は使い捨ての割り箸にして、客1人ずつにトングを渡す。おかずによっては小鉢に入れ、ご飯やカレー、みそ汁、飲み物などは店員が手渡しする。

 店内の席数は減ったが、宿泊のための和室3部屋にテーブルを置いて利用できるようにしており、全体の席数はこれまでより多い。過密を避けるため、入店制限もする。

 並ぶメニューはこれまで通り30種ほどで、季節ごとに替える。これまでよりバラエティーに富んでいる。23日に関係者を招待して試食会を開いたところ、新しいメニューとして出したオムレツやコロッケ、玉ねぎマリネが好評だったという。

 県の緊急事態宣言が解除されて以降、「いつから開けるのか」などの問い合わせが1日に5件ほどあるという。ガルテンは「今は新緑の季節で、中庭はすごく気持ちがいい。ゆっくりとくつろいで食事を楽しんでもらいたい」と話している。

 宿泊や合宿の予約も受け付けており、秋以降は入っているという。一方で例年なら多い夏場は不透明で、ガルテンを運営する農業法人「秋津野」の玉井常貴会長は「当分は新型コロナとの共存。今回の経験をバネにして地域活性化に努めたい」と話す。

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