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高校野球、代替大会を協議 夏の甲子園中止で和歌山県高野連

昨年の県大会開会式(2019年7月12日、和歌山市の紀三井寺球場で)
昨年の県大会開会式(2019年7月12日、和歌山市の紀三井寺球場で)
 新型コロナウイルスの影響でこの夏の全国高校野球選手権大会と地方大会が中止になったことを受けて、和歌山県高校野球連盟(愛須貴志会長)は、代わりになる地方大会の開催について6月9日の理事会で話し合うことを明らかにした。

 県高野連によると、3年生が出場する公式戦として大会を開くことができるかを6月9日の理事会で話し合い、決まらなければ、それ以降に改めて臨時会を開いて話し合う。学業との両立やスケジュールの調整、練習不足によるけがの防止、感染防止対策などの課題があり、県教委との協議も必要という。

 佐賀県や沖縄県などの高野連は、7月から代替大会を開催すると発表した。佐賀県では高校総体と合同で開催するという。一方、福岡県高野連は代替大会の開催を断念した。地域によって対応が分かれている。

 愛須会長は「開催の決まった佐賀県などでは既に学校が始まり、部活動や対外試合もしていると聞く。和歌山県内ではまず学校や部活動が通常通り再開してからになる。そこから対外試合ができるまで3~4週間は必要。今は何とも言えない」と話した。

■中学、高校総体も検討中

 全国高校総合体育大会(インターハイ)と県高校総体が中止になり、県高校体育連盟は、各競技の専門部と3年生が参加できる県内の大会について検討中。各専門部が近く、それぞれ開催時期や開催地域などの目標を出す。

 全国中学校体育大会(全中)と県中学校総体も中止になった。県中学校体育連盟によると、県内8地方の中体連がそれぞれ地方大会の開催について検討している。

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