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龍神のホタル祭り中止 実行委「来年に期待」

龍神お宿の会でホタルを飼育している(田辺市龍神村安井で)
龍神お宿の会でホタルを飼育している(田辺市龍神村安井で)
 ホタルの飛び交う里をアピールしようと、田辺市龍神村小家で6月に開かれてきたイベント「ホタル祭り」は今年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決まった。一方、関係者が取り組んでいるホタルの人工飼育は実を結び、今年も一部で飛び始めている。


 2011年の紀伊半島大水害により、地元でホタルが飛ばなくなったことをきっかけに、龍神村の宿泊業者でつくる「龍神お宿の会」が人工飼育に着手した。

 龍神お宿の会と小家区、龍神村商工会、龍神観光協会などで構成する「ホタルとともに光かがやく龍神村づくり事業実行委員会」がホタル祭りを開いており、昨年までに3回開催した。

 小家の飼育池での観賞会をメインに、地域住民によるステージイベントや出店で盛り上げ、田辺市街地や白浜町、御坊市などからも家族連れらが訪れていた。

 ホタルの人工飼育は、龍神お宿の会が年間を通して取り組んでいる。イベント会場である小家と、安井の民有地計2カ所で、外部から提供してもらった幼虫を育ててきた。併せて餌のカワニナを採取し、観賞スポット周辺で放流している。

 安井では、小家でホタルが見られない場合に観賞会を開くことができるよう備えてきた。実行委の切林英治委員長は「紀南地域でも伝統ある祭りや大規模なイベントが続々と中止されている中、仕方がない。来年の開催に期待したい」と話している。

 成長したホタルは、乱舞する姿を見せ始めた。既に小家などで数匹が確認されている。天候にもよるが、乱舞のピークは6月中旬という。

 シーズン中は龍神お宿の会会員が夜に見回りをしており、飛び交う数を確認している。ホタルの状況は龍神観光協会(0739・78・2222)が情報を提供している。

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