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プラス財団が新規就農者に助成金 優秀農業者2人の表彰も

 公益財団法人「プラス農業育成財団」は、2019年度の新規就農者の助成事業として21人にそれぞれ30万円を支給した。優秀農業者2人も表彰し、副賞としてともに30万円を贈った。

 財団は、「よってって」を運営するプラス(和歌山県田辺市宝来町)の野田忠理事長が17年、農業者の育成を目的に私財を投じて設立。同年度から助成と表彰事業を始めた。

 3年目となった今回は、新型コロナウイルスの感染防止のため、表彰式を開催せず、助成金と副賞は対象者の口座に振り込んだ。

 新規就農者への助成には38人から応募があった。書類審査や面接で、予定より1人多い21人に支給した。

 紀南地方の助成対象者は、辻将男さん(田辺市)、森川和典さん(上富田町)、桑野稔近さん(那智勝浦町)、池田拓哉さん(古座川町)の4人だった。

 優秀農業者の表彰は、推薦があった3人のうち、農業振興や担い手育成での貢献度から2人を選んだ。いずれも紀北在住者だった。

 野田理事長は「新規就農者の助成には、農業に意欲的な若者が応募してくれた。これからも育成に関わっていきたい」と話している。

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