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「3密」避けた避難所を 田辺市がコロナ踏まえ訓練

避難所の開設訓練で、段ボールの間仕切りを組み立てる市職員(3日、和歌山県田辺市中三栖で)
避難所の開設訓練で、段ボールの間仕切りを組み立てる市職員(3日、和歌山県田辺市中三栖で)
 新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続く中、自然災害が重なった場合に避難所の感染リスクをどう減らすかが課題となっている。和歌山県田辺市は3日、感染防止対策を盛り込んだ避難所の開設訓練を実施。密閉、密集、密接のいわゆる「3密」を避けながら避難者を受け入れるための手順を確認した。

 訓練は、芳養公民館(芳養松原1丁目)、上秋津農村環境改善センター(上秋津)、三栖コミュニティセンター(中三栖)で実施。市職員約30人が参加し、国などの通知を基に市が独自に作成したマニュアルに沿って、実際の動きを再現した。

 受け付けでは、避難者役に「発熱やせきはないですか」などと話し掛け、体調を確認。手指消毒を呼び掛け、マスクを持っていない人には備蓄マスクを配った。「せきが出る」など体調不良を訴えた人は個室に隔離し、保健所に連絡を取った。

 多くの住民が長時間過ごす避難所内では、「密」を防ぐためのさまざまな工夫が求められる。避難者には最低2メートル以上の間隔を空けて過ごすように促し、定期的な消毒も実施。人との距離が保てなくなった場合に設置するため、高さ約120センチの段ボール製の間仕切りも組み立てた。

 訓練の様子を録画し、今後、他の職員とも情報を共有していきたいという。

 原雅樹・危機管理局長は「新型コロナの第2波、第3波への懸念がある中で、災害もいつ来るか分からず、例年以上に気を配らなければいけないことがたくさん出てくる。避難所へ来ることが唯一の方法ではないので、過密を避けるため、安全な場所にある自宅や親戚宅などでの避難も検討するよう呼び掛けていきたい」と話した。
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