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ササユリとアジサイ共演 中辺路の古道沿い彩る

熊野古道沿いで共演しているササユリの群生とアジサイ(23日、和歌山県田辺市中辺路町近露で)
熊野古道沿いで共演しているササユリの群生とアジサイ(23日、和歌山県田辺市中辺路町近露で)
 和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道沿いの畑に群生しているササユリの花が見頃を迎えた。白色や淡いピンク色の美しい花が青く色づいたアジサイと共演している場所もあり、観賞に訪れた人を魅了している。

 山地の草原に生える多年草。葉がササに似ていることが名前の由来という。

 畑があるのは近野小学校・中学校の近く。広さは約10アールで、そばに住む山本宗利さん(88)がビシャコやゼンマイと一緒に育てている。

 ササユリはもともと自然に生えていたが、山本さんは刈り取ってしまわないように手作業で草刈りをするなどして長年、大切に育て増やしてきた。

 山本さんは「手入れをしているとわが子のように感じるし、これが楽しみで元気で長生きできるのかなとも思う。全部で数千本はあるのではないか」と話している。

 自由に観賞してもらおうと、山本さんは畑の入り口を開放している。

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