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収穫した梅を塩漬け みなべ町の高城小3年生

下村勤会長(左)に教わり、南高梅の塩漬けを体験する児童=和歌山県みなべ町土井で
下村勤会長(左)に教わり、南高梅の塩漬けを体験する児童=和歌山県みなべ町土井で
 和歌山県みなべ町土井、高城小学校(原啓司校長)の3年生8人が3日、学校の裏手にある畑で収穫した南高梅の塩漬けをした。8月に天日干しも体験する予定。

 地場産業の梅について理解を深めようと、毎年全校児童が高城地域共育協議会(下村勤会長)の協力により、学習用の畑(約2アール)で梅を育てている。昨年の収量は約370キロあったが、今年は不作で約110キロだった。

 児童はこの日、下村会長(76)から指導を受けながら、洗って水に漬けた南高梅約3キロを容器に入れて塩漬けをした。天日干しをした後は給食で食べるという。

 下村会長が、塩漬けする前に梅を水に浸すのは、もしも実の中にケシキスイという害虫の幼虫が入っていれば、出てくるようにするためだということや、塩の分量は梅が10キロであれば2割の2キロだということを説明した。

 下村会長は「子どもたちが大きくなって県外に出ても、今日体験したことを思い出してもらえればと思う」と話していた。

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