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食と農園科の商品販売 南部高校で「南高マーケット」

新型コロナウイルス対策も取りながら開いた南高マーケット(29日、和歌山県みなべ町芝で)
新型コロナウイルス対策も取りながら開いた南高マーケット(29日、和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町芝の南部高校は29日、食と農園科の実習棟で、生徒が作った商品を販売する「南高マーケット」(仮称)を開いた。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、本年度の開催は初めて。次回の開催は今のところ未定という。

 昨年完成した実習棟には、生徒が商品販売について学ぶための販売実習室があり、昨年10月以降マーケットを開いていたが、今年2月に開いて以降はなかった。この日は、学校ホームページや27日に学校正面玄関付近に設置した電光掲示板で開催を知らせて開いた。

 食と農園科の生徒が作った梅干しやジャム(ミカン、イチゴ、ウメ)、食パン、梅シフォンケーキ、マドレーヌ、クッキーなどの他、野菜ではナスと枝豆を販売した。レジでの間仕切りや消毒液の設置、1回に入る人数の制限をするなど新型コロナ対策にも配慮した。生徒や地域の人が訪れ、籠いっぱいに商品を買い求める人もいた。

 販売に当たった3年生の寺下奈央さんと宮田姫花さんは「皆さんに喜んでもらい、また来てもらえるように楽しく販売したい」と話した。

 狩谷弘農場長は「今回、販売ができたのはよかった。課題も出てくると思うが、今後も定期的に開くことができたらよいと思う」と話した。
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