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ユースの日本代表に 女子ホッケー、田辺高3年の田本さん

女子ホッケー18歳以下の日本代表に選ばれた田本来瑠さん
女子ホッケー18歳以下の日本代表に選ばれた田本来瑠さん
 和歌山県の田辺高校3年の田本来瑠さん(17)が、日本ホッケー協会から本年度のユース(18歳以下)女子ホッケー日本代表選手に選ばれた。新型コロナウイルスの影響で選考会は1次だけで、これまで日本代表としての活動はない。田本さんは「大学で競技を続け、この悔しさを晴らしたい」と前を向く。


 田本さんは2年生の時の今年1月、岐阜県であった日本代表の1次選考会に合格したが、最終選考会はコロナ禍で中止になった。代表は3年生43人で和歌山県からは田本さん1人。ユース日本代表の選手団は毎年、海外遠征をしているが、今年の活動は全て中止になった。

 田本さんは、田辺中学校の時はバスケットボール部。高校からホッケーを始め、チームではFWを務めた。「1次選考会で高校から始めた初心者は少なかったと思うけど、点もたくさん取れたし手応えはあった。最終選考会を受けてみたかった」と悔しがる。

 田辺女子ホッケー部は今年、全国高校総体(インターハイ)出場を目標にしていたが、総体も中止に。コロナによって活躍の場が次々と奪われた。

 部活動を引退した今、感謝の気持ちを伝えたいのは、田辺女子の外部コーチの坂本倫嗣さん。「1年生の時に『ホッケーだけがうまくなっても駄目だ』と生活面の指導を受けたことで頑張ろうと思った」と振り返る。

 大学を受験し、ホッケーも続けるつもりだ。「将来は理学療法士になって、スポーツに関わる仕事がしたい」と、しっかり目標を語った。

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