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老朽化の鳥居建て替え 熊野古道の継桜王子

組み上がった継桜王子の鳥居(和歌山県田辺市中辺路町野中で)
組み上がった継桜王子の鳥居(和歌山県田辺市中辺路町野中で)
 世界遺産に登録され、巨木群「野中の一方杉」(県指定天然記念物)でも知られる和歌山県田辺市中辺路町野中の熊野古道「継桜王子」で、老朽化していた鳥居を建て替えるための工事が進んでいる。

 所有者である近野振興会(高田幸安会長)によると、継桜王子の入り口にこれまであったヒノキ製の鳥居は、1940年の建築。下部が腐り、倒れないようワイヤを張って補強している状態だったことから、県指定無形民俗文化財「野中の獅子舞」を継桜王子で奉納している近野獅子舞団の協力を得て建て替えることになったという。

 工事では今月12日に以前の鳥居を撤去し、16日にはヒノキの紀州材を使った新しい鳥居が組み上がった。高さ約3・5メートル、幅約5メートルで、今後、銅板ぶき屋根を造るなどし、12月末には完成する予定という。

 工事に取り組んでいる宝槌工務店(田辺市秋津川)の寶槌等さん(68)は「世界遺産の場所でもあり後世に残る仕事でやりがいがあるし、ありがたい。自分としても完成が楽しみ」。近野振興会の森純一理事(67)も「獅子舞団の方々が中心になって鳥居の建て替えに奔走してくださった。来年の正月には、美しくなった新しい鳥居をお披露目できれば」と話している。

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