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福井県の嶺南が優勝 梅の里中学校女子バレー

優勝の嶺南バレーボールクラブA
優勝の嶺南バレーボールクラブA
準優勝のレッズバレーボールクラブA
準優勝のレッズバレーボールクラブA
決勝で対戦するレッズバレーボールクラブA(向こう側)と嶺南バレーボールクラブ=和歌山県田辺市芳養町で
決勝で対戦するレッズバレーボールクラブA(向こう側)と嶺南バレーボールクラブ=和歌山県田辺市芳養町で
 梅の里中学校女子バレーボールクラブチーム大会(実行委員会主催、みなべ町、紀伊民報など後援)が12日、和歌山県田辺市芳養町の市体育センターであり、福井県の嶺南バレーボールクラブAが優勝、みなべ町のレッズバレーボールクラブAが準優勝した。

 大会は例年、県内外の中学校バレーボール部を中心に男女のチームが参加して、みなべ町内の複数の会場で試合をしているが、今年は新型コロナウイルス感染対策で中学生女子のクラブチームのみが参加した。会場も田辺市体育センターだけにして、アルコール消毒液を置いたり、観覧席の人数制限をしてドアを開放して換気をしたり、チームの控室を別々にしたりといった感染予防策を取った。

 開会式では、大会会長の野上有三レッズバレーボールクラブ監督が「これまでしてきたことの成果を出してほしい」と激励した。

 参加したのは嶺南のAとB、レッズのAとB、くちくまのバレーボールクラブ(上富田町)、KYOTO気づきエンジェルズ(京都府)のAとB、名古屋鯱クラブ(愛知県)の8チーム。出場予定だった大阪府の2チームは出場しなかった。

 試合は2コートに分かれて4チームずつで予選リーグを実施。各コートの1、2位が上位決勝トーナメント、3、4位が下位決勝トーナメントに進んだ。

 予選2位のレッズAは、上位決勝トーナメントの初戦で予選1位のKYOTO・Aにセットカウント2―1で勝った。

 決勝で予選1位の嶺南Aと対戦したレッズAは、第1セットを25―14で先取。第2セットは接戦の末に25―27で落とした。第3セットもボールをよく拾ってつないで粘ったが21―25で及ばず敗れた。最優秀選手には嶺南Aの古澤瑞穂主将が選ばれた。

 レッズBも予選2位で上位決勝トーナメントに進んだが、初戦で嶺南A、3位決定戦でKYOTO・Aに敗退して4位だった。

 下位決勝トーナメントの結果は(1)KYOTO・B(2)名古屋(3)くちくまの(4)嶺南B。

 レッズAの畑中舞桜主将は「試合前、みんなで楽しくやろうと話し合った。3年生にとって最後の試合で優勝できなかったが、このメンバーと試合ができて良い思い出になった」と振り返った。野上監督は「練習が少ない中、チームがまとまってよく戦った」とたたえた。

 レッズAのメンバーは次の皆さん。かっこ内は所属中学校。

 監督=野上有三▽コーチ=高垣利幸▽選手・3年=畑中舞桜(印南)、芝田桜鳳(名田)、山本葉月(大成)、田組朱理(上富田)、坂本実優(上南部)、北崎琴音(大成)、2年=笹井春菜(印南)

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