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水槽内で初〝モウ〟で すさみ町のエビとカニの水族館

「丑」と並んだウシエビ(和歌山県すさみ町のエビとカニの水族館で)
「丑」と並んだウシエビ(和歌山県すさみ町のエビとカニの水族館で)
 和歌山県すさみ町江住にある町立エビとカニの水族館は、正月の特別展「海の丑(うし)の初モウで」を始めた。主役は「ブラックタイガー」の別名で知られるウシエビ。牛の模型や塩化ビニール管で作った鳥居を置いた水槽内で存在感を発揮している。

 展示しているウシエビは5匹で、全長20~25センチ。水族館によると、この種は乾燥や水質の変化に弱く、この大きさで生きている姿はめったに見られないという。

 水族館では、うし年に合わせて「何としてもウシエビを展示したい」と探していたところ、十年来の付き合いがある高知県の漁師から水揚げの連絡があり、寄贈を受けた。

 平井厚志館長は「2020年は新型コロナウイルスによる影響で大変な一年だった。21年は〝モウ〟っといい年になるよう、水族館で初〝モウ〟でをするのはいかが」と呼び掛けている。

 水族館は年末年始も無休。特別展は1月31日まで。

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