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全国総合文化祭へ2年連続出品 南部の栗山君(彫塑)と河本君(油絵)

全国高校総合文化祭に出品する作品と制作した河本俊介君(右)、栗山潤也君=和歌山県みなべ町芝で
全国高校総合文化祭に出品する作品と制作した河本俊介君(右)、栗山潤也君=和歌山県みなべ町芝で
 和歌山県立南部高校(みなべ町芝)美術部2年、栗山潤也君の彫塑と河本俊介君の油絵が第45回全国高校総合文化祭の美術・工芸部門(県立近代美術館と県民文化会館、7月31日~8月4日)の出品作品に選ばれた。2人が全国文化祭の出品作品に選ばれるのは2年連続。美術部としても、全国文化祭の両部門の出品作品に選ばれるのは6年連続となった。


 県内の高校美術部員の作品を集めた県高校総合文化祭(昨年12月23~26日、県民文化会館)の中から、出品作品(平面5点、立体2点)が選ばれた。

 栗山君の作品は「Rusted wind」。直径約50センチの球体で、ウレタンマットで形作り、FRP樹脂で表面を覆った上に塗料で金属調に仕上げた。栗山君によると、タイトルは日本語訳すると「錆びた風」で、惑星が時間の経過とともに古びたイメージを表現した。栗山君は「浮き出た部分は雲の流れに例えた。凹凸のめりはりを付けるのに苦労した。2年連続で出品作品に選ばれてとてもうれしい」と話した。

 河本君の作品は「うたかた」(S50号)。水に浮かんだビー玉や泡が弾け合った様子をイメージしており、新型コロナウイルスで暗くなっている社会が、少しでも明るくなってほしいという思いで表現したという。河本君は「南部高としても6年連続出品で、地元、和歌山である全国大会に出品できるのはうれしい」と喜んだ。

 大木譲司顧問(57)は「連続で出品作品に選ばれて喜んでおり、生徒たちはよく頑張っている」と話した。

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