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高城中1年生がミツバチの生態学ぶ 4月には巣箱作り計画

ニホンミツバチを飼育する巣箱について説明する下村勤さん(中央)と松場勉さん(右)=18日、みなべ町滝で
ニホンミツバチを飼育する巣箱について説明する下村勤さん(中央)と松場勉さん(右)=18日、みなべ町滝で
 みなべ町滝、高城中学校の1年生が18日、地元でニホンミツバチを飼育する人を講師に招き、ニホンミツバチの生態や飼育について学んだ。4月には巣箱を作って学校に置くことも計画している。

 ふるさと学習「梅の里学習」の一環。世界農業遺産の梅システムの中でも取り上げられ、特産の梅の受粉に重要な役割を果たしているニホンミツバチについて理解を深めることが目的。

 高城地域共育協議会会長で、地域でニホンミツバチを増やす取り組みをしている下村勤さん(77)と梅農家の松場勉さん(82)が講師を務めた。下村さんらは、ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べて小さくて黒っぽいことや、気温が低くても巣箱の外に出て働くことができるなどの特徴を説明。

 飼うための巣箱には、1室の箱型と、3段の箱を組み合わせた重箱型があること、飼育する人は、冬場に砂糖を炊いて餌として与えるなど、大事に育てていることを解説した。

 また、ミツバチは冬から春にかけては育児開始で数が急速に増え、春から夏にかけての繁殖期には分蜂すること、夏から秋には育児の活動も低下して人が採蜜、秋から冬にかて食料の貯蔵や育児停止など越冬の準備をすることなども紹介した。

 分蜂の時には、梅畑に置いている巣箱であれば、箱を飛び出した蜂が近くの梅の木の根元に固まることや、付近に桜の木の皮を張った板をつるしておけばそこに集まってくるため、それを新たな箱に入れることなども伝えた。

 近年はニホンミツバチが減ってきているが、今のところはっきりとした原因は分かっていないこと、巣箱を置くなど、守って増やすための取り組みをしていることも話した。

 下村さんは「分蜂した野生のニホンミツバチに入ってもらうための巣箱をみんなで作って、学校の日当たりの良い場所に置きたい。入ってくれたらありがたい」と話した。

 1年生の早田すずなさんは「育児を休む時期があることや、巣が層になっているのを初めて知った。次の巣箱作りが楽しみ」と話した。

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