和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

和歌山県で過去最多55人感染 病床使用率9割に迫る

 和歌山県は20日、県内で過去最多となる55人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院者数は353人、重症者数は48人でいずれも過去最多を更新。病床は400床まで増床したが、使用率は過去最多の88・3%となった。

 1日当たりの感染者数発表は、これまで最多だった44人(9日、14日、18日)を大幅に超えた。

 保健所管内別では和歌山市28人、田辺8人、橋本7人、岩出6人、御坊と海南が各2人、湯浅と県外が各1人。

 和歌山市の介護事業所「デイケア アクア」の利用者5人と職員2人の感染を確認。発表済みの人も含めて感染者は9人となり、県は43件目のクラスター(感染者集団)と認定した。

 すでにクラスターに認定されている田辺市の外科内科「辻医院」では新たに入院患者の80代と90代女性2人の感染が判明。クラスターは10人になった。
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