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海中のササに願い込め 串本町潮岬沖で七夕祭り

海の中に設置されたササに願い事を書いた木の短冊を取り付けるダイバー(和歌山県串本町沖で)=串本ダイビング事業組合提供
海の中に設置されたササに願い事を書いた木の短冊を取り付けるダイバー(和歌山県串本町沖で)=串本ダイビング事業組合提供
 本州屈指のダイビングスポットとして知られる和歌山県串本町沖で26日、町内24のダイビング事業者でつくる「串本ダイビング事業組合」(高岡誠会長)が、海中に設置したササに短冊を飾る「串本水中七夕祭り」を始めた。七夕(7月7日)まで。

 多くのダイバーに串本の美しい海を知ってもらい、町を盛り上げたいと2013年から続けている催し。

 組合のダイバーが25日、地元の山から切り出した長さ3メートルほどのササを5本、同町潮岬沖約200メートルにある「住崎」というダイビングポイントで、水深約15メートル付近に設置しているアンカーに固定して用意した。

 26日は同町串本にある「クラブドゥダイビングセンター」の店舗で、大阪から訪れたダイビング客7人が「早くコロナがなくなりますように」「ダイビングを長く続ける」などの願い事を短冊に書き、近くの港からダイビングポイントへ向けて出港。串本の海の魅力に引かれてダイビングに通っているという大阪市の会社員、西野映梨香さん(32)は「短冊を取り付けたのは初めて。早くコロナ禍が収束し、海外の海にも潜りに行きたい」と話していた。

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